top of page

Creative Company Colors
Official web
演出

主宰 挨拶
秤谷 建一郎
ギターリスト、作詞、作曲、役者、演出、脚本、更にはそれら全てをプロデュースするなどその才能はとどまる事をしらないエンタメの申し子。底知れぬバイタリティとアイデアを武器に、常にC.C.Cを引っ張っていく頼れる主宰。
演出家 挨拶
足立 雄大郎
C.C.Cの男性陣最年少ながら安定した芝居作りとセンスを持ち、どんな役どころもこなせるマルチプレイヤー。昨年公演した『COLORS2』ではA チームの演出を経験し高評価を受けた。そんな彼が満を持して挑む「ファントムテイル」はどんな作品となるのか乞うご期待。
脚本家 挨拶
矢部 亮
コメディからシリアスまでこなす多彩な才能を持つ役者でありながら、脚本家としても定評のある演劇モンスター。特にコメディ作品に定評があり、C.C.Cの中で茶番を書かせたら右に出る者はいない。そんな彼が今回書き上げた歴史ファンタジーはどういった作品が描かれているのか。
物語のあらすじ
島根県松江市。
国宝・松江城の天守にふらりとやってきた男、佐伯。
長期休暇を取ってあてもなく旅をしていた中、自身がファンである小泉八雲が敬愛していた島根へ足を運び、 松江城の天守閣からの眺めをただただぼーっと見続けていた。
一方明治時代、小泉八雲は教え子の浅野と共に天守閣へきていた。
そこへ、どこからともなく女性のすすり泣く声が聞こえてきた。
辺りを見回す小泉と佐伯。
畏る畏る尋ねる。
「そこに誰かいるのか?」
ぼんやりと浮かぶ一人の美しい女性。
誰に向かうでもなくただ泣き続ける。
松江城落城の為に人柱として犠牲になった女性、お雪。
お雪の霊を見た小泉と佐伯は家族・旧友を駆使し、かつてこの松江城で人柱になった女の話を調べる。
そこには確かに、穏やかな村の中で起こった一つの悲劇があった。
松江藩藩主・堀尾吉晴は亀田山の麓に城を立てることを決意する。
築城の指揮を息子の忠氏に任せるが中々上手くいかない。
そこで村で最も美しい舞を踊るお雪に舞をさせたところ、恙なく築城は進むようになった。
そこで忠氏はさらなる強固な城となるよう、お雪を人柱にすることを決める。
地下牢に閉じ込められ、泣き叫ぶお雪。
それを再び見る小泉と佐伯。
しかし彼らは触れることも救うことも出来ない。
己の無力さを嘆く二人。
だが、彼らは物書きの矜持を持って自らを奮い立たせた。
「物語では、紙の上では救ってみせる!」
かくして、人柱としてまさに埋められようとするお雪のところに、 二人がそれぞれに紡ぐお話の不思議な出来事が起こる。
彼らの物語は、お雪を救うことが出来るのか――。
キャスト紹介
